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駿河レモン堂と塩漬けレモンのはじまり

更新日:2023年7月13日



(写真:駿河レモン堂)




「 きっかけは本当に些細なことだった。 」




そうお話してくださったのは、駿河レモン堂の代表小田庸介さん。


小田さんは15年間、静岡の地域に密着した編集長をしていた経歴の持ち主。その編集長時代に、地域課題や県内の面白い商材をみているなかで、ご縁のあった八百屋さんからレモンを10個ほどいただいたのがきっかけだったといいます。


当時は、レモンを10個いただいたものの、食べ方が分からず困ってしまったそう。その時、スタッフの方に「塩漬けにするといいですよ」とアドバイスをもらい、作ってみたところそのおいしさに驚き、「これは面白い」と感じたのだとか。


この出来事が、後の駿河レモン堂の「塩漬けレモン」につながっていったそうです。「いつか自分も、自分の商売としてなにかできたら…」という想いをもつようになり、今取引している松永農園さんとの出会いや地元の良質なレモンの存在を知って「これを使ってビジネスをはじめたらきっともっと地元がおもしろくなる」と駿河レモン堂を立ち上げたのがはじまりだったといいます。



(写真:駿河レモン堂)




レモンの裏側にある静岡への想い



15年という長い期間、地元静岡に特化した編集に携わることで、小田さんの中で浮き彫りになったという“地域課題”。


心の傍らには常に「地元を元気にする」というテーマがついてまわったといいます。編集長という立場で、取り上げて際立たせたりサポートだったりつなげる役割をしていくうちに「もっと当事者として動きたい」という想いが強くなったのだそう。


静岡市の著しい人口減少や農業の衰退を目の当たりにし、現地の声を生で聞いた小田さんは「この問題はみんなで邁進していかなければ食い止められない」と強く感じたとのこと。止められないわけではない、きっと止められる何かがあるはず。「その起爆剤にレモンがなってくれたら」と力強く語ってくださいました。


レモンが静岡の名産品となり、レモンをきっかけに様々なビジネスチャンスは広がり、「ここで働きたい」「ここと取引をしたい」そうして静岡の産業をもっと盛り上げられたら、もっと静岡がたのしくなる、おもしろくなる― その可能性をレモンが秘めていると小田さんは信じているそうです。


なんと、松永農園さんから仕入れて加工するだけではなく、300本もの苗を植えて生産まで自らの手ではじめたのだとか。自らの手で一から作り上げ、もっと静岡のオーガニックレモンを広げていく、レモンを通じて地元静岡を盛り上げる、そのために小田さんはレモンと共に動き続けているのです。




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駿河レモン堂



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