|1本1本手掘りで収穫 ミネラル豊富な土壌で育つ粘りの強いあさはた蓮根
秋の深まりとともに蓮根の葉が枯れ、収穫時期を迎える「あさはた蓮根」。
「あさはた蓮根」は徳川家康も食したと伝えられ、麻機地区で伝統的に作られています。
市場では水気の多いシャキシャキとした食感の蓮根が一般的ですが「あさはた蓮根」はシャキシャキ感だけではなく、モチモチとした粘りの強さが一番の特徴です。
太古の昔、遠浅の海だったという麻機地区の土壌には、海辺の生物や海藻などが堆積されており、ミネラル類が豊富に含まれています。そのおかげで味の濃い蓮根が育つのだそう。
夏になると蓮の花が美しく咲き、多くの見物客が訪れる麻機地区の蓮根畑。10月頃になると葉が枯れ、いよいよ蓮根の収穫の時期に。1本1本手掘りで収穫される蓮根ですが、実は畑の中でどこにあるのかがわからないので、収穫作業はとても大変なのです。
蓮根は茎のある場所に繋がっているわけではなく、横に這った根にできるため、目星をつけたところに必ず出てきてくれるわけではないのだそう。粘土質の土を手で掘り返していく作業は、とても力と根気のいる作業なのです。
こうして大切に収穫されたあさはた蓮根は、ほとんどがあさはたじまん市で販売され、一般市場に出回ることが少ないのです。そのため、わざわざ遠方から買いに来る人も。なかなか手に入れることのできない希少な秋の味覚「あさはた蓮根」をぜひ味わってみたいですね。
|オススメレシピ
三島・函南町の郷土料理「おざく」
おざくは野菜をたっぷり入れてだし汁で煮込んだ三島函南町の郷土料理です
昔、冠婚葬祭やお祭りなど人の集まるときに
それぞれの畑から野菜を持ち寄ってみんなで作って食べていたそうです
今回は秋の味覚の里芋、蓮根をはじめとする根菜類をたっぷり入れたレシピです
根菜の甘みとホクホク感が堪能できる「おざく」
身体が芯から温まるオススメレシピです
ー 材料 ー(2〜3人前)
・蓮根 1/2節
・ごぼう 1/2本
・里芋 中サイズ3個
・大根 1/4本
・にんじん 1/2本
・油揚げ 2枚
・こんにゃく 100g
・だしパック 1袋
[ A ]
・水 2.5パック
・醤油 大さじ2と1/2
・酒 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
ー 作り方 ー
1 野菜をそれぞれ食べやすい大きさにカットする
2 油揚げは油抜きをして食べやすい大きさにカットする
3 こんにゃくはぶつ切りにして下茹でする
4 鍋に[A]、野菜、油揚げ、こんにゃく、だしパックを入れ中火にかける
5 沸騰してきたら弱火にしコトコト煮込み具材に火が通れば完成
鶏肉と蓮根の混ぜご飯
ー 材料 ー
・れんこんスライス 200g
・鶏もも肉 1枚
・大根の葉 適量
・温かいご飯 2合分
<今回は玄米のカミアカリを使用しました!>
・油 大さじ1
・いりごま 大さじ1
[ A ]
・しょうゆ 大さじ3
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
ー 作り方 ー
1 鶏肉とれんこんスライスは1cm角にカットし、大根の葉は細かくカットする。
2 フライパンに油を熱し、鶏肉とれんこんを入れ炒めます。鶏肉に火が通ったら[ A ]を加え、照りが出るまで煮詰め、最後に大根の葉を加えてさっと炒め火を止める
3 温かいご飯に[ 2 ]を入れて混ぜ合わせる。お好みでいりごまを振りかけて完成
チヂミ風 蓮根もち
擦りおろした蓮根のモチモチ感と刻んだ蓮根のシャキシャキ感の
どちらも楽しめるチヂミ風蓮根もち
乾燥桜エビを入れることで風味も豊かになります
お好みで酢やお醤油をつけて召し上がれ
ー 材料 ー(2人分)
・蓮根 250g(一節)
・干し桜海老 お好みの量
・刻みねぎ お好みの量
・片栗粉 大さじ1
・塩 少々
・ごま油 適量
ー 作り方 ー
1 蓮根はよく洗って2cmほどカットして残し、それ以外はすりおろす。
カットした部分は薄切りにしたあと細かく刻む
2 すりおろした蓮根と刻んだ蓮根をボウルに入れ、
片栗粉を入れて混ぜ、干し桜海老、ねぎ、塩を加えてざっくり混ぜる
3 熱したフライパンにごま油を入れ、2を入れ焼く
4 焼き色がついたらひっくり返し両面焼く
5 まな板に移し食べやすく切ったら、器にのせてお好みでお酢や酢醤油で召し上がれ
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