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一粒に宿る思い。稲の神「巨大胚芽米カミアカリ」の軌跡を辿る

巨大胚芽米カミアカリは1998年9月、コシヒカリの突然変異の米として静岡県藤枝市の田んぼで発見されました。通常の米の3倍という巨大な胚芽を持つことから、栄養素が豊富に含まれているといわれています。コシヒカリが本来持つ旨味に加え巨大胚芽米特有のプチプチとした食感が特徴です。玄米が苦手という人をも虜にしていく、魅力のつまったカミアカリの軌跡を辿りました。


カミアカリの生みの親、松下明弘さん


奇跡の発見から10年かけて誕生したカミアカリ


発見したのは、有機農法で稲作している松下明弘さん。コシヒカリの成熟具合を確認するために田んぼに入ったところ、一株の稲が目に入ったそうです。その株は明らかに他とは違い、一粒を剥いてみると胚芽部分が通常の3倍から4倍の大きさだったという。それが突然変異した巨大胚芽米の最初の発見でした。そこから、松下さんの巨大胚芽米の育種が始まり、2008年(平成20年)3月に新品種として登録。最初の発見から10年、巨大カミアカリが正式に紹介されることになったのです。




カミアカリの由来


「カミアカリ」という名は、安藤米店のオーナー長坂潔曉さんが名付けました。

「稲の神様が稲オタクの松下明弘に、天から一条の光明でこの稲を指し示した・・・」との言葉の「カミ」、アカリは松下明弘さんの名から「明」を一文字取り、「カミアカリ」と名付けられました。



「胚芽」を楽しむためのお米


巨大胚芽米カミアカリは胚芽を楽しむための玄米食専用の品種です。最大の特徴である巨大胚芽により、プチプチとした食感がクセになり、トウモロコシのような香ばしい香りがします。


そのまま食べるのはもちろん、チーズやミルクなどの乳製品、お肉類や香辛料とも相性抜群。農薬や化学肥料にも頼らない方法で、全国で数名だけが各地でカミアカリを栽培しています。それぞれの地域性によって異なる風味、風合いとなり、個性的なカミアカリが生まれているのです。


精白米と比べ豊富な栄養素を含んでいる





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