(FIEJA.JPより)

静岡市の安倍川流域は静岡茶発祥の地と言われ、古くからお茶づくりが盛んな地域です。
美味しいお茶の大事な要素である寒暖の差や短い日照時間、朝の霧がこの地でのお茶生産を発展させ、徳川家康公への献上茶としても古くからその美味しさは広く知れ渡りました。
そのお茶は、非常に上品で香り高く、また余韻が長く続く味わいが特徴です。

霧も下りる山の麓は美味しいお茶が育つ証
1997年、ここでお茶を栽培する農家約60件が共同で立ち上げたのが足久保ティーワークス茶農業協同組合です。
現在は40戸程に減りましたが、世代交代した志ある若いお茶農家さんらが組合員となり、培った貴重な経験と技術を次世代に残すべく協力して美味しい足久保茶を作っています。
集められたお茶が、ここの共同製茶工場にて加工され、「足久保ティーワークス」のお茶となります。

工場の正面に立つ気軽なカフェ「山茶寛」では、いつでも美味しいお茶をご用意できるようメニューを用意。
絶えずお客さんが立ち寄ってはテイクアウトのお茶ドリンクを買ったり、座ってひと時を過ごして行きます。

浅蒸し茶「薫風」(くんぷう)
足久保ティーワークスを代表するお茶である香り高い、上質な浅蒸し茶「薫風」は、甘味や渋みのバランスも良く、また深いこくを味わえます。浅蒸し茶、とは、製茶の過程で蒸す時間が比較的短いこと。こちらは30秒間蒸しています。

淹れると直ぐに何とも言えないふくよかな香りが立ち上ります。
味はとても洗練され、すっきりさと共に、芯がある力強さ、お茶の甘みが広がります。
そして余韻がとても長く、一口でここまで複雑な味わいを楽しめるのか、と思うような奥深さです。それは、この製茶する場所を取り囲む穏やかでありかつ変化に富んだ気候をそのまま映し取っているようです。
淹れ方

淹れる温度はお好みですが、「薫風」の穏やかな余韻と個性を存分に引き出したい方は、
お湯呑みをしばらくの間触っていられるくらいの熱さ、約70度くらいまで下げてから淹れると、全く違った味わいが引き出されます。
2煎目は温度を上げて淹れるとまた違う美味しさが味わえます。
深蒸し茶「さえみどり」リーフ

鮮やかなグリーンが特徴の、深蒸し茶「さえみどり」はまろやかな味わいと甘味が特徴です。「深蒸し茶」は、浅蒸しより長めに蒸すことでコクと色の深みを出しています。
温かくも、水出しでもとても美味しいお茶です。



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