覚弥別墅×マルヒデ岩崎製茶 相乗効果のティーペアリング
お茶大国静岡ならではの料理とお茶の組み合わせを楽しめる「ティーペアリング」。近年では日本酒やワインでのペアリングが主流ですが、お茶のペアリングも注目されつつあります。
今回は静岡市のお茶問屋「マルヒデ岩崎製茶」と厳選された地魚や地酒が楽しめる会席料理屋「覚弥別墅(かくやべっしょ)」のティーペアリング。
覚弥別墅 -かくやべっしょ-
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静岡で数多くの飲食店を構えるなすびグループが運営する「覚弥別墅」。
徳川家康お抱えの天才料理人「岩下覚弥」からとった「覚弥」
その別墅(別荘)でおもてなしをするという意味で名前が付けられました。
厳選された県産食材や地酒が採り揃うモダンな雰囲気の和食料理屋です。
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相手のルーツに合わせてお茶を選ぶ
ワインだと肉=赤ワイン、魚=白ワインと料理に合うお酒を出すことが多いですが、岩崎さんの場合は料理はもちろん作り手を大切に、作り手や料理人のルーツを大切にそこから産地や品種などを決めているそうです。
今回ティーペアリングを行った覚弥別墅(かくやべっしょ)の場合は会社であるなすびグループのルーツである清水、創業者のことやスタッフのこと、お店のおもてなしの心などを知ったうえでそこに合うお茶を選んでいったそう。
素材や料理を意識し、それ以前に作り手の背景を大切にし、そこに合うお茶を選ぶというのは岩崎さんの茶師としての技術と想いがあってこそなのだと思いました。
その場の空気感と味を楽しむティーペアリング
ペアリングというとお酒の方をイメージする方もいると思いますが、お酒は好き嫌いやシチュエーションによっては飲めない方もいます。その一方でお茶は年齢を問わず幅広い方が飲むことができます。
低温で淹れるとカフェインが少ないさっぱりとした味、高温で淹れるとカフェインを多く含んだ濃い味になるんだそう。その場の空気感や雰囲気で淹れる味を変えられるライブ感はお茶の魅力の一つです。
美味しい×楽しい
ティーペアリングに限らず、岩崎製茶のモットーは‟美味しい”と‟楽しい”ということ。
「ここに来ると楽しい、楽しかったと思ってもらえる場を作りたい。」と岩崎さんはいいます。今後取り組みたいことでもお話してくださった“お茶をコミュニケーションのツールとして”利用してもらうということ。
ティーペアリングにおいては、空間の美しさとそこでお茶を淹れるライブ感、造られた光ではなく自然光で淹れたお茶を見て目でも楽しんでいただく、それをネタに会話をする、五感を使ってフルで楽しんでいただくことにこだわっています。
ティーペアリングの課題=次へのヒント
ティーペアリングは大変というより、学びや次回に向けた課題を発見できるといいます。
課題にこそ伸びしろがある。それを次へのヒントとして受け入れ、改善する。課題が見つかるからこそ更なる可能性を感じられるのです。
¦ 岩崎さんからお客様にひとこと ¦
一杯のお茶には色々なドラマがあります。
料理でお茶が、お茶で料理が、さらに美味しくなる相乗効果をお楽しみください。
まずはぜひ一度体験してほしいです。
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マルヒデ岩崎製茶
静岡市葵区北番町40-21
覚弥別墅(かくやべっしょ)
静岡県静岡市葵区七間町1-15
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FIEJA英語版のサイトでも「マルヒデ岩崎製茶×覚弥別墅ティーペアリング」の紹介をしています。
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