|啓蟄
冬に籠っていた虫たちが
春の訪れを感じて目覚め
土から顔を出し始めます
「あかざらば千代までかざせ桃の花花も変わらじ春も絶えねば」
桃の花よいつまでも高らかに咲いていておくれ
春が終わらなければ絶えることもないのだから
清原元輔 後拾遺和歌集二 春下
|期間
3月5日〜3月19日頃
|七十二候
初候:3月5日〜3月9日頃 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
次候:3月10日〜3月14日頃 桃始咲(かすみはじめてたなびく)
末候:3月15日〜3月19日頃 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
|旬の食べ物
蕨、筍、アスパラ、キャベツ、新じゃが、タラの芽、ホタルイカ、しらすなど
|行事・習慣
・菰はずし
立冬の頃に松の木に巻きつけていた、藁でできた菰(こも)を外して、中にいる虫たちを取り出します
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