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Agrinos 川根本町の活性化のために

更新日:2023年7月13日



地域創生事業を川根本町で始めたAgrinos。

どういった経緯でこの川根本町の地に辿り着いたのでしょうか。




川根本町になったきっかけは?


豊かな自然とあたたかい町の人々との出会い



「地方創生事業をしよう」と立ち上がった際に、まずどこの地域を選ぶかで悩んだというAgrinos。


人不足などの地域の過疎化を課題にしている地域は今や全国各地にあふれてしまっています。そのため、実際に様々な場所に訪れて拠点にする場を探したのだとか。


各地を巡っていた時、Arinosの代表古家さんのご縁をきっかけに、川根本町を訪れることになったのが川根本町との出会いだったといいます。実際に川根本町に訪れると、川根本町の町役場だけでなく、町に住んでいる方々も川根本町のことが好きで、「町をもっと盛り上げていきたい」という強い想いをもっているのを目の当たりにしたそうです。


それに加え、人口もかなり減ってしまっていたため、このままいくと町が荒れてしまうのではないか、という危機感もあったといいます。「どうにかしていかないといけない」という町の人々の熱い想いに心を打たれて川根本町に引き込まれていったのだとか。


現状に対する想いだけではく、川根本町の人のあたたかさにも魅力を感じたと中野さんは言います。


地域の方々の中には、外部から訪れる人に警戒心をもつこともあり、外部の人間に対し、受け入れるまでに時間がかかってしまうことも珍しいことではありません。しかし、川根本町の町の人々は、東京から来たAgrinosの人たちを温かく迎え入れてくれたといいます。その町の人の温かさと自然あふれる川根本町の環境にも惚れ込んで、川根本町に決めたそうです。





地域を活性化させるためにAgrinosとして取り組んだことは?


人離れを防ぎ、安心して町で暮らせるようにするために



地域活性化させるためには、“人を離れさせないこと”も重要になってきます。



自然あふれる山間部に位置する川根本町では、その環境を生かした農業がおこなわれていますが、農業という生業で生計を立てていくには厳しい現実もあるのです。



その厳しい現実に向き合い、Agrinosは“人を離れさせないこと”の対策として「儲かる農業の仕組みを提供しよう」ということになりました。


そこで導入したのが“ビジネスオーナー型農業”です。“ビジネスオーナー型農業”とは、先に商品を販売するお客様を決めたうえで、その注文に合わせて計画的に生産を行う農業のこと。従来の農業は「生産してできた分をとにかく売る」というものです。



この従来の農業には、様々な課題とリスクがあります。種を植え、育て収穫するのは一朝一夕のことではありません。せっかく育てても天候による不作などで満足のいく量の収穫が見込めないことも。かといって、大量に生産しても売り切れなければ莫大な労力をかけたにもかかわらず赤字状態になり、食品ロスにも繋がってしまいます。生鮮食品であるが故、長い間保存できるわけでもないため、生産と販売のバランスがとても重要になってきます。



そこで、この生産と販売のバランスをある程度コントロールするために利用したのが“ビジネスオーナー型農業”。従来の農業と違い「作ったら必ず利益になる」というゴールのみえた生産を行うことで、農家の方々も安心して作業に取り組め、不安定な収入を安定させることができるのだそうです。



かの有名な川根茶の茶農家でさえも、この生産と販売のコントロールに苦しめられ、やめる選択に追い込まれるほどのこの課題。「農業=儲からない」という概念をビジネスオーナー型農業を組み込むことで覆し、川根本町に住む人々を離さない、町で安心して暮らせるきっかけを作ったのです。






❚川根本町をもっと盛り上げるために生産者中野さんが取り組んでいることは


外の人に知ってもらい、多くの人が訪れる町へ



私としては、川根本町ゆずをもっと町の外にPRしていきたい」と強く語る中野さん。



川根本町ゆずは、加工や販売、消費も町内で終わってしまうこともしばしば。町内の消費では、生産や販売が限られてしまいます。そしてなにより、せっかくの川根本町ゆずや川根本町自体の魅力が広がっていかないもったいなさに歯がゆさを感じたそうです。



魅力が伝わらない、知られていないからこそ町自体の活性化が阻まれて人が流れ出ていってしまうこともあるのだとか。この現状を変えるために、「静岡県内の他の市町村や首都圏にPRをしていくことに力を入れていきたい」と中野さんは言います。



例えば、ある商品を手に取るとそこには川根本町ゆずの記載があり、それをきっかけに「川根本町ってどんなところだろう」と商品通じて町に興味をもってもらえるようなPRの仕方を視野にいれているそう。そして、最終的にはそれを通じて「川根本町に行ってみたい」と思ってもらえるような販売の仕方をしていきたいそうです。



「多くの人々が町に訪れることで、町自体に活気があふれると考えている」と中野さん。実際にすでに、川根本町の外や県外への販売、コラボレーションなどに取り組んでおり、川根本町の活性化につながる活動を行っています。



全国的に川根本町や川根本町ゆずが知られて川根本町に多くの人が訪れる日はそう遠くないのかもしれません。





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株式会社 Agrinos(アグリノス)






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