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なぜ久能で石垣いちご?


静岡市の駿河湾に面した東西6㎞に渡る久能海岸沿いで栽培されている「久能山石垣いちご」。この「久能山石垣いちご」は(標高308)の南側の地形を最大限に利用して作られ、全国でもその名は知られています。しかも、久能山といえば、徳川家康公を祀る最初の神社でもある「久能山東照宮」があることでも知られ、まさに家康公が眠る地のお膝元で「久能山石垣いちご」は作られているのです。





静岡市の「久能山石垣いちご」の営利栽培は、約120年の歴史を持つ我が国で最も古い産地の一つ。温室のない時代に、玉石の間にいちご苗を植え、石の蓄熱と輻射熱を利用して、冬の間もいちごが栽培できる技術が生み出され、「久能山石垣いちご」として生産が始まりました。1960年代に入ると、東京市場で約98%の流通量を占める早出し産地として注目され、その後いちご狩りの名所としても多くの観光客が訪れるようになりました。




南からの太陽の光をめいっぱい受けて石垣に熱を蓄え、加温することなく温かなビニールハウスで育てられたいちごは、1月から収穫され、5月のGW頃まで楽しむことができます。もちろん、自然の太陽の熱を利用するため、いちごが実るまでの苗を育てるのは並々ならぬ農家さん達の努力があります。天候を常にチェックしながら、ビニールハウスのビニールを手作業で開けたり閉めたりして、ハウス内の温度と湿度を調整しています。1日に何度となくハウスでの作業を行うこともあるのだとか。まさに自然の恩恵をそのまま生かしたエコな農法。しかし、自然の力を借りるからこそ、人の手と人の感覚によって、丁寧に栽培されているのが「久能山石垣いちご」です。



イチゴにこだわり続けて100年以上の山内屋4代目 山内里美さん。




山内屋さんでは地元で誕生した「章姫」を、敬意をもって大切に育てています。

「章姫」は、久能地区在住であった故・萩原章弘氏によって「久能早生」に「女峰」を交配し、育成されました。果肉が柔らかく大粒で、果汁も豊富なため、いちご狩りのお客様には大変人気の高い品種です。流通に不向きな品種であることや、近年さまざまな新種が発表され、「章姫」の苗は入手し難くなる傾向にありますが、山内屋さんでは地元品種の「章姫」にこだわり、潅水も久能山から流れる「沢の水」を使用するという非常に貴重な方法で「久能山石垣いちご」を育てています。




石垣いちごの農園から見える久能の美しい海岸線、また徳川家康公も眠る荘厳な久能山東照宮の麓で「土地の力」、「地球の力」を感じながら、「久能山石垣いちご」に思いを馳せ、「また訪れたくなる場所になって欲しい。」と山内さんは語ります。




山内屋 https://yamauchiya.com/ 園名 山内屋

住所 〒422-8011 静岡県静岡市駿河区根古屋404-1-2

開園期間 1月~5月の土・日・祝日

開園時間 9:00~17:00

駐車場 あり(収容台数約45台)バス可 ※混み合うことがありますので、ご予約することをおすすめ致します。


Tel.054-237-0993

電話予約受付時間 / 9:15 AM ~ 6:00 PM


※平日(月~金)は畑作業中の為、電話に出られない場合がございます。




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