おすすめできる静岡の日本酒、隠れた傑作達

更新日:2021年11月29日

現在、日本酒の銘柄は一万以上あると言われたいます。かなり多くの銘柄が存在しますが、それぞれ味も風味も歴史も全く異なります。

日本各地に点在する酒蔵はそれぞれの個性を大切に、品質にこだわりながらいい酒を造る努力を続け、その差別化によって様々な日本酒を生み、選ぶ楽しみを私たちに与えてくれているのです。

今回は数ある日本酒の中でも、静岡の日本酒がなぜ美味しいのかをご紹介するとともに、静岡の日本酒に欠かせない酒米「誉富士」についてご紹介します。


日本酒を愉しむ様々なシーン

現在では海外でも人気の日本のお酒。フランスではワイングラスに入れて、食事と一緒に日本酒を愉しむ方も増えてきたのだとか。中国でも日本酒の人気が高まりを見せ、将来、日本人より多くの日本酒を飲むのではないかと言われています。

残念ながら新型コロナウィルスの感染拡大により外出をする機会は減りましたが、家でお酒を楽しむ機会が増えています。それぞれの日本酒の生産地の風土を想像しながら、旅した気分でお酒を愉しんでみるというのもありかもしれません。

お酒を飲む場所としてはレストランや居酒屋を思い浮かべますが、日本酒を飲むシーンは実は家が多いんだとか。

そんな日本酒は贈り物や静岡の手土産としても最適で、静岡の風土が感じられる日本酒は喜ばれる事でしょう。




知っておきたい静岡の日本酒

こちらは過去にFIEJAで特集した日本酒マップです。

日本酒といえば東北地方と思う方が多いと思いますが、静岡だけでもこれだけの日本酒の酒蔵があります。静岡各地に点在していて、沿岸沿いにドライブをしていればかなり多くの酒蔵を訪れる事ができそうです。



なぜ静岡の日本酒は味わい深いのか

現在静岡の日本酒は徐々に知名度が上がってきていますが、なぜ美味しい日本酒を造る事が出来るのでしょうか。そこには静岡の恵まれた自然環境やお酒を造る方々の努力が関係しています。


まず、酒作りに欠かせないのが良質な水。酒造りには、鉄分や有機物がほとんどなく、カリウムやカルシウム、マグネシウム、リン酸等、酵母の栄養源となるミネラルを適度に含んだ水が適しています。静岡県は、富士山や南アルプス島の山々からの豊富で酒造りに適した水に恵まれています。富士山は天然の濾過機と言ってもいいでしょう。洗米等を含め、良い水というだけではなく、大量の水を必要とすることもあり、富士川をはじめ、天竜川、大井川、安倍川等の水源を中心に多くの蔵元が存在しています。


現在、静岡で栽培されている酒造好適米は「山田錦」、「五百万石」、「誉富士」の3種類です。「山田錦」は兵庫県、「五百万石」は富山県・福井県などで栽培され、「誉富士」は、山田錦をベースに静岡でオリジナルに開発され、2005年からこの誉富士を試用した酒が醸造されています。



風土

現在、静岡の地酒は数々の賞を受賞し、吟醸酒王国・静岡と言われるようになりました。

その理由は、静岡県沼津工業技術センターが研究・開発した「静岡酵母」にあると言われています。この酵母が他県の吟醸酒との差別化をし、もちろん、県内の蔵元の高品質な酒造りへの努力とこだわりも加わり、高く評価をされているのです。米と水、そしてその土地の風土や歴史。何よりも造り手の想いが、静岡のお酒をさらに美味しくさせているのです。





静岡オリジナルの酒米『誉富士』


静岡県は日本一の富士山や南アルプスからの豊かな水に恵まれた土地。この優れた水を酒造りの仕込み水に用い、静岡県が開発した「静岡酵母」によって醸された酒は静岡型吟醸と呼ばれ、静岡は全国でも日本酒の美味しい場所として知られるようになりました。

静岡の水、静岡の酵母。さらに、静岡オリジナルの酒米を。こうした願いを受け、1998年から磐田市の静岡県農林技術研究所において、酒米として有名な「山田錦」を源とし、静岡の酒米の為の品種改良が開始されました。静岡の酒米「誉富士」が生まれるまで8年という歳月、山田錦から突然変異した10万個体の中から、最も優れた個体を選抜し、10万分の1という奇跡の一粒が「誉富士」なのです。


静岡オリジナルの酒米「誉富士」を使ったお酒

ここで静岡の酒米「誉富士」を使ったお酒をご紹介したかったのですが、軽く数十種類はあり、紹介しきれないので詳しくは「誉富士」特設サイトをご覧頂きたいと思います。

こちらでは誉富士を使った日本酒をかなり詳しく紹介されていて、その他「誉富士」に関するブログや酒蔵の紹介なども掲載しています。

(誉富士特設サイトURL https://homarefuji.com/)

※酒屋さんで「誉富士」を使ったお酒を探す際はこのマークが目印です。


 

日本酒は味で選ぶのはもちろんですが、その歴史や背景を知ることで一層美味しく感じられると思います。今回は「誉富士」についてご紹介しましたが、静岡酵母や水、蔵元の歴史などまだまだ面白い事がたくさんあります。

是非、味わうと共にその土地の風土を想像してみて下さい。