食をめぐる、思いがめぐる、からだにめぐる−。をコンセプトに開催しているイベント#めぐるFUDO。今回は『麹』を中心とした発酵とフレンチの融合をテーマに開催しました。
「発酵食というと和食をイメージされる人が多いけれど、実は日常のあれもこれも発酵食なのよ」と発酵講師のSatokoさんに伺ってから、発酵とフレンチの融合を実現したい!とコトイチのシェフ荒木さんに発酵を取り入れたメニューを考案してほしいとお願いすると、なんと快諾!開店から1年ながらすでに人気店のコトイチさんとのイベント開催が決定しました。
発酵講師Satokoさんの発酵食についてのお話を聞きながら、フレンチシェフの荒木さん考案の特別メニューを堪能!
イベント「麹で乾杯」の様子をレポートしました。
|発酵×フレンチで食の可能性を広げる
昨今、注目を集めている「発酵×フレンチ」のマリアージュ。今回は「麹」に焦点を当てイベントを開催しました。
場所はカジュアルフレンチで人気のお店「Cantine コトイチ」。シェフの荒木さんはもっと気軽にフレンチを楽しんでもらえたらとの思いから、アペロ(1皿料理)を中心に展開。仕事帰りのちょっと一杯にも、特別なディナーを食べたいときにも、訪れたそのときの気分でフレンチを堪能できる万能店です。
まずは発酵講師Satokoさんによる麹についてのお話と塩麹の食べ比べ。今回Satokoさんにご用意いただいたのは①塩麹②玉ねぎ塩麹③きのこ塩麹。玉ねぎの甘みやきのこの旨味が塩麹に浸透していて「サラダにサッとかけるだけでも一品完成します」
とSatokoさん。
食べることと旅が大好きなSatokoさん。そんなSatokoさんが楽しみにしているのが旅した土地の発酵食に出会うこと。「その土地の風土によってさまざまな発酵食があります。世界は発酵で溢れてるんですよ」と旅の話も織り交ぜながらお話していただきました。
今回考案していただいたメニューはハーフコースでデザートも入れて6品。
全てのメニューに発酵食材を使用していただいています。
発酵食材を使用するだけでなく、調理法にも工夫が施されています。
例えばナチュラルな酸味が美味しいミネストローネはスープに使用する白菜をシュークルートのような
イメージで白菜自体を発酵。
フレンチならではの発酵の取り入れ方に、お客様からは驚きの声や、家庭でやるにはどんな風に調理すればいいのかなど質問が飛びかいました。
荒木さん曰く、発酵をフレンチに取り入れるというのは「自分にとって挑戦だった」といいます。
「お客様に料理を提供する立場の私にとって、発酵と腐敗というのは正直紙一重。でも今回試行錯誤してみて可能性が広まったなと感じました」と話してくれました。
参加してくださったお客様からは「このイベントを通じより食の楽しさが広がりました。家でも作ってみます」と嬉しいお言葉をいただきました。ぜひ次回の#めぐるFUDOもお楽しみに。
発酵講師 Satoko
長期に渡る不妊治療卒業後、カラダにやさしくおいしい発酵ごはんに出会う。
現在は夫と旅する人生を満喫しながら世界中に発酵サロンを開くことを目標
とし活動中。
Cantine コトイチ|カンティーヌ コトイチ
静岡県静岡市清水区草薙1-14-9
15:00-22:00
日曜定休
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